ブックオフで北村薫さんの「太宰治の辞書」を買ってきた。
 最初の「花火」を読んで「女生徒」を飛ばし、「太宰治の辞書」を読んだ。(「女生徒」読んでる最中)。
 花火から抜粋

 感性の鋭い明子が、ピエール・ロチを知らないのも、全く不自然ではない。不自然と思うのは、本好き人間のひとりよがりだ。(中略)音楽を好きな人、美術を好きな人、(中略)科学を好きな人、数学を好きな人、世は様々だ。自分が本好きだと、そういう当たり前のことを忘れてしまう。

 北村さんとは、横溝正史賞授賞式でちょっとだけ話をした。話はほんのちょっとだけだが、そのことを思い出した。

追記)
 「女生徒」読了。そこから抜粋。
 
 結局、太宰が書きたかったのは何か――というのは愚問だ。作家なら必ず、《全体》と答えるだろう。作品そのものがいいたいことなのだ。

更に追記)
 「女生徒」最後にNHKテレビの録画を見るシーンがあり、読書家の又吉直樹さんが出てくる。うらやましい(笑)。読書家という紹介から、又吉さんの作家デビュー前だろうか?
 特に調べるつもりはないが、うらやましい(笑)。

更に追記)
 読了。自分には絶対に書けないタイプの小説なので、純粋に読者でいられました。幸せ。

更に追記)
 調べるつもりはない、と書いたけど……
 課外授業 ようこそ先輩(NHK総合、2013年2月23日)「暗くたって いいじゃないか!」
 だろうか? 又吉直樹さんのNHKテレビは