綾辻行人対談集「セッション」より、北村薫さんの発言からの抜粋

 同じトリックや状況を与えられたとしても、他の人には書けないわけですよ。それぞれがそれぞれの個性を持っている。

 それが小説というジャンルの持つ大きさであり深さでしょう。一番大きいのは小説というジャンル。本格はそれに含まれる。

 ちなみにこの対談には、宮部みゆきさんも参加しており……

 ところで、この鼎談に参加したメンバーに内田康夫さんを加えた四人が、期せずして次回から横溝正史賞の選考委員を務めることとなった。北村さんや僕が待ち望むのはもちろん、「本格への愛に満ちた傑作」である。応募をもくろんでおられる方々、大いに期待しておりますので。

 という綾辻氏のあとがきで終わっています。

 と実際にその横溝正史賞に応募した人間が書いてみるテスト……。
 当事者として、3人の鼎談を読み返してみて、改めて「面白いなぁ」と思うのであります。

 愛は歪んでしまったのかも……
 だって人間だもの。

追記)
 一番大きいのは小説というジャンル。本格はそれに含まれる。と北村さんは言っていますが、私が一言付け加えるとすると、「でも、大説は含まれない」です(笑)。

追記)
 綾辻氏の「セッション」は奥付が1996年11月30日となってて、私はこの本で3人の鼎談を読んだので、初読は1997年の横溝正史賞に応募後のことである。翌年1998年の横溝正史賞にも応募してるが、その前に読んだかはハッキリわからない。

追記)
 横溝正史賞の締め切りは前年の7/30でした(当時)
 1997年の横溝正史賞に応募 ブラインド・タッチ⇒ブラインド・フォールドと改題
 1998年の横溝正史賞に応募 思案せり我が暗号